2019年7月発行の会報22号に寄稿いただいた志田さん。先日、リラのいえダイニングにある「利用者の声ノート」に近況を書き込んでくださり、許可をいただきましたので掲載させていただきます。
▽会報22号の声(3ページ目にあります)
リラのいえで過ごす3回目の入院でした。青森より、はるばるやってきました。コロナウイルスが流行り始めて、こども医療センターに受診したいと願いながらも、一年半来ることが出来ず・・・。いよいよ子供の状態が青森の病院では手に負えなくなり、青森の先生に早く行った方が良いと背中を押されて・・・。
とはいえ、来てみると案外青森と横浜も大差なく、リラのいえの皆様は前と変わらず温かく、ホッとしました。双子も、5月に3歳の誕生日をむかえて、やんちゃ度MAXで、ケンカやいたずらもたえません。1年半前は、怒ることもなかった私ですが、子供たちを怒ることも多くなり、そんな日常を送っていました。
だけど、リラのいえのスタッフの方々やお母さん方がいて下さるだけで、私の心は少しゆとりができたように思います。一人で双子男児の相手をするより、皆さんに見守って頂いているという安心感。なにより、先輩ママさん達の応援、お言葉のおかげで励みとなっている気がします。
こども医療センターでやっと高度医療(新しい治療薬)を受けさせることが出来、子供には1年半もまたせて申し訳なかったなぁという気持ちもありました。横浜に来ると、難病の方がうちだけではないんだ、1人じゃないんだと勇気づけられる所も、来て良かったなぁとしみじみ思います。
ふと手にとってこのノートを拝見させて頂くと、知っている方々の名前やメッセージを見てなつかしく思い、書くつもりはなかったのですが!書きたくなってしまいました。TさんちやKさん、Oさんなど今でも時々、メッセージのやりとりをして頂いて、同じ戦友の存在に助けられております。リラのいえやこども医療センターのスタッフの方々には、大きな力があると思います。その力を一度味わうとめげそうな時に思い出して復活できる気がします。
子供たちも雰囲気の良さが心地良いのかのびのび過ごしてくれてホッとしています。5/26〜滞在で、まだまだ退院のメドが立たず何も決まっていませんが、心穏やかに子供の治療、頑張りを応援していこうと思います。医療過疎地区からの横浜は、天国のようです。早く青森にも同じレベルで医療が受けられ、家族が安心して付き添える環境が整って欲しいと思います。ひとまず、これ位で・・・(^^)
青森県八戸市 志田史枝(母)、煌斗、零磨(3才ツインズ)