2018年3月初旬、1歳になって間もない娘は小児がんと診断されて、神奈川県立こども医療センターへ入院しました。
夫の転勤による県外への引っ越しを控えつつ、二人目の子供をお腹に授かったばかりの頃でした。県外から娘の付き添いに通うか、それとも、医療センター近くにアパートを借りて、娘の付き添いに通うか…決めるまでに残された時間はわずかでした。
「リラのいえ」の存在を知り、滞在させて頂ける事となりました。看病後に帰ると、スタッフさん達が笑顔で迎えてくれ、空腹時には差し入れに心身共に助けられました。月に数回あるイベントにも病院との往復だけの生活に癒しを貰い、夜にも泊りでいて下さり、安心して休む事が出来ました。また、入院中の娘が一時外泊も出来た為、週末外泊の時には家族のかけがえのない時間を過ごさせて頂きました。
入院中の子供の付き添いは緊張の連続ですし、病室には柵の付いた子供用のベッドがあるだけ。親が身体を休める所はないです。でも、ここに帰れば、心も体も休む事が出来ました。
3歳になった娘は、再発もなく、1歳の妹と仲良く元気に遊んでいます。私は、現在も滞在時に知り合った大切な仲間とも励まし合っています。「リラのいえ」が存在してくれ、滞在する事が出来、沢山の方々の応援により、今の私達家族が元気に暮らせている事に心より感謝しています。
安達 由梨